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3.交通事情 |
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 ツアー中はこんな感じの車に乗っていました。 (手前のベンツではありません) |
1.運転
バンコクのドライバーの皆さんは、けっこう飛ばします。高速道路だろうが一般道だろうが、前があいていればとりあえずスピードアップします。で、高速道路、一般道ともに凹凸がかなりあるので、車内はさながら乱気流に揉まれる飛行機状態です。スピード自体は、速くても120〜130ぐらいで、高速道路であれば私もそれくらい出しますが、路面の状態や、車間距離などを考えると、かなり怖いものがあります。初日に、空港からホテルへ行く際はけっこうびっくりしました。
凄いのはスピードだけではありません。2日目以降、さらに驚かされることになります。
バンコクといえば「渋滞」。朝夕の通勤時間帯はもちろんのこと、基本的には1日中込んでいます。そして、その渋滞の中を掻き分けるようにして、車線変更のために割り込む時の強引さといったら、それはもう凄いものがありました。でも、あの渋滞の中にあっては、こうしないと生きていけないよなぁと妙に納得してしまいます。
スピードをやたらと出すのも、せっかく道路がすいているんだから、速くいかないと損だ、というのがあるのかもしれませんね。バンコクの中心部から離れると、みなさん気持ちよさそうにビュンビュン飛ばしまくります。ちょっとでも遅い車があると、追い越し禁止なんて完全無視でガンガンしかけていきます。
タイは日本と同じ左側通行で、道路標識も似ていますが、間違ってもレンタカーを借りて自分で運転しようなんて思わないほうがいいです。あと、車酔いをなさる方は、車で遠出するようなツアーは避けたほうがいいですね。
2.タクシー
バンコクでは、タクシーと一言でいっても、いくつか種類があります。それぞれ特徴があって、はたから見ている分にはなかなか面白かったです。
・TAXI−METER
見た目もそのまま、日本のいわゆる「タクシー」とほとんどいっしょです。車に乗る前に、まずは行き先を運転手に言って、OKが出たら乗り込みます。ドアは自動ではないので自分で開けましょう。料金はメーター分+チップ少々。
バンコクのタクシーは、トヨタのカローラがやたらと多かったです。
・トゥクトゥク
見た目はさながら「原付人力車」って感じでしょうか。メーターはついておらず、料金の交渉を口頭で行って双方が合意すれば出発、となります。料金はTAXI−METERよりも割高になることが多いそうです。
外国人の観光客だと、なんやかんやと理由をつけて、運転手がリベートをもらえるような場所に勝手に案内されたりすることもままあるらしいです。運がよければ市内観光を格安でしてくれる親切な運転手にあたることもあるみたいですが。
今回は利用しませんでした。
・バイクタクシー
バイクに二人乗りする形で、目的地まで運んでもらいます。料金はトゥクトゥクと同じで直接交渉。
最初は、バイクでタクシーするとは凄いなぁと非常に驚きましたが、バンコクはとにかく渋滞がひどいので、車の間をすり抜けてすいすい走れるバイクタクシーはかなり需要があるらしいです。女性の利用者も多くて、市内でざっと見た感じでは、利用者の半数は女性だったような気がします。
もちろん、タイでもバイクに乗るときはヘルメット着用が義務付けられていますが、バイクタクシー利用者は、ヘルメットをつけていない人が多いです。まあ暑い国なんで無理もないですが、長い髪をなびかせてバイクタクシーにまたがっている女性客が多いので驚きました。
バイクタクシーはぜひとも利用したかったんですが、婿入り前、ならぬ
再就職前
の大事な体ですので、今回は見送りました。
3.その他
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 BTS。外から見ると、全面広告で窓が 見当たらないんですが・・・ |
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 中からみると、ちゃんと外が見えます。 |
市内は路線バスも走っています。公営、私営が入り乱れてかなり複雑な上に、予定されている目的地に必ずしも行かなかったりと、イレギュラーが発生することもしばしばとのこと。タクシーが非常に安いので、無理して使うことはないと思いますが、バスはそれに輪をかけて安いので(5Bから、高くても25Bくらい)、使いこなせれば便利そうです。今回は使いませんでした。
市内には鉄道も走っています。渋滞対策として作られた高架鉄道「BTS」がそれで、1999年から営業を開始。利用してみましたが、施設がえらく近代的なので驚きました。しかも料金が非常に安い。10B〜40Bくらいでした。
バンコク市内には、チャオプラヤー川という大河が流れていて、対岸へ渡るための渡し舟から、市外へ向かうクルーザーまで、大小さまざまな船が行き来しています。
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