 |
6.アユタヤ遺跡 |
 |
アユタヤは、バンコクから車で約1時間30分、船なら4時間の距離にあります。今回は、行きは「豪華客船」で、帰りは車となりました。
船で4時間、けっこう退屈でした(笑)。でも、船内でバイキング形式の昼食をとったりと、ちょっとした贅沢気分を味わえて、なかなか楽しかったです。
18世紀まで、王朝の首都はアユタヤにあったそうですが、ビルマ軍の侵攻にあい、多くの寺院が焼き払われました。現在世界遺産として残っているのは、その残骸ということになります。
しかし、残骸とは言っても、王朝の繁栄を偲ぶには充分な規模・内容を誇っています。
強烈に印象的に残っているのは、ワット・プラ・マハタートという寺院の遺跡です。ここには、数百体の仏像が安置されていたのですが、当時は資産家達の間で、宝石などの貴重品の安全を図るために、それを仏像の体内(とくに頭部)に埋め込んで寺院に納めるという習慣があったんだそうです。しかしビルマ軍の略奪やその後の盗掘によって、仏像の頭部はことごとく破壊されてしまい、頭部のない無数の仏像が無残な姿をさらしていました。
 |
 |
 首のない仏像が並んでいる寺院の雰囲気は、 かなりすごいです。不気味さと神聖さとが入り 混じっています。 |
 |
 |
 仏像のうちの一つ。腕も途切れています。 |
 |
 |
 唯一現存するこの寺院の仏像の頭部。 菩提樹の根元に埋まっています。 これを見たときは鳥肌が立ちました。 |
|
 |